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そもそも音痴の定義とは

 音痴とは何でしょう。自分は音痴だと感じている人は、自分が音痴だと自覚するに至った理由はなんですか? 音痴とは何なのか、まずはその辺を突きつめて行きましょう。考えるまでもなく、歌が下手な人のことだと思うかも知れませんが、それでは歌が下手、その定義は何でしょう。教科書どおりに、音痴を定義するなら、音程が狂っている人や、リズムを取れない人の事を、一般的に音痴と呼びます。ですが音痴の中には、人前では緊張して上手く歌えない人、声量がなく小さな声で歌う人なども、人から見れば音痴になるのではないでしょうか。声が小さい人は、基本的におなかからではなく、のどを使って声を出すタイプの人が多いので、音程が不安定になりやすくもあります。
 ですが、人間の声は、機械やパソコンが作る音のように、正確無比な音程を出すことはほぼ無理です。ですから、多少音程が外れるくらいでは歌が下手とは言えず、むしろ上手いこともあります。ただし、音程の狂いがちょっと目立つ人が、リズム感も悪いとなると、とたんに音痴だと思われやすくなることもあります。リズム感がちょっと良くない、音程がちょっと狂う、くらいなら音痴ではないと思われるにしても、合わせ技になってしまうと音痴だというわけですね。実際、多少音程が狂っていても、違和感を感じさせなければ別に音痴とは呼ばれません。また、声量が足りない人は、ささやくようなバラードなら上手いかも知れません。音域が狭い人は、自分が出せる音域限定で曲を選べば、上手く歌えることもあるでしょう。
 音痴というのは、実は音痴ではないけれど、音痴だと思い込んでいる人、自分が音痴だという自覚のない音痴も含まれます。自分や他人を、音痴だと断言するのは意外に難しいのです。とくに緊張しやすい人は、単に人前で歌うのが苦手であって、実は音痴ではないという事もあります。つまり、自分が音痴だと思い込んでいるに過ぎない人も、この世の音痴の数を増やしてしまっていることになるのです。音痴の定義というのは、実はけっこうあいまいなものなのです。

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