プロであろうと、素人であろうと、自分の声で出せる音階には限界があります。そして人には、得意な音階、苦手な音階があるわけです。低音は得意ですが、高音や裏声は苦手な人、またはその逆など、人によって声の質は違いますよね。カラオケで「上手い」と思わせる近道のひとつは、最初に自分が無理なく歌える曲を選ぶということです。もちろんカラオケは、キーを変えることもできますが、まず最初は、自分が無理なく歌える曲を歌うことが、上達の近道です。音痴な人というのは、そもそもどのくらいキーを変えれば歌えるようになるのか、キーを変えてもそのキーについていけなくなったりもするからです。キーを変えたとたんに、声が不安定にある人、見たことはありませんか？
どんな曲を選べばいいかですが、まずは男女問わず、あまり高いキーの曲は避けたほうが無難です。カラオケで音痴が目立ってしまう部分というのは、たいてい高音だからです。そして、早すぎず遅すぎないテンポの曲、日本人ならちょっと古めのJ-POPが一番歌いやすいと思います。ジャニーズなどは、誰もが歌いやすいと感じるようで、男性でも女性でも、無理なく歌える曲が多いようですね。アニソンなどは、カラオケのメンバーにもよりますが、子供が覚えやすい曲も多いので、歌いやすいものが多いです。有名な懐メロを選ぶと、歌いやすいだけでなく、盛り上がりやすいことも多いので、音痴な人は他の人に一緒に歌ってもらいやすくなります。もちろん誰かと一緒に歌えば、自分の音痴はあまり目立ちませんね。
歌いやすい曲を選ぶということは、カラオケで滑らない、という事でもあります。マイナーな曲を選んだり、歌唱力がなければ難しい曲を歌ったりするのは、自信のある人意外は避けたほうがいいようです。他の人が知らないような曲を入れると、原曲を知らない人が多いから、ちょっと音程が外れても分からないから良いのでは？ と思ってしまうかも知れませんが、知らない曲でも伴奏があれば音程がおかしいのは分かってしまいます。そして無理をしないで歌える曲、自分の声に合った曲を、しっかり歌えるようになってから、難しい曲にチャレンジして見ましょう。
