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裏声の出し方

私達が普段、会話で使っている声は主に、地声とよばれる声区範疇の音域です。この地声よりも高い、地声では出せない音を出そうとすると、自然と声が裏返ったと表現される裏声と呼ばれる声区になります。この裏声は、ファルセット、ミドルボイス、ヘッドボイス、の三種類で、ファルセットが一番裏声のイメージに近いかも知れませんね。ファルセットはオペラで男性が出す高音のことで、カウンターテナーの人がよく使います。ミドルボイスは、地声と裏声の声区域を分かりにくくするための方法で、裏声になる前の音から声帯を絞って裏声と同じような発声方法にして歌うことです。よく分からないという人はまず裏声でなければ出せない高音を出してみて、そのまま声帯を維持して、普段の地声で出せる音域を出してみて下さい。なんとなく感じがつかめると思います。ヘッドボイスは、通常の裏声よりも響く感じの声です。裏声でありながら、地声に近いイメージになります。裏声が苦手な人は、裏声区に入るととたんに不安定な声になってしまうことがありますが、自分に合った裏声の出し方を追求していけば、格段に音域が広がります。裏声というと、自分では出せない高音を出すために、無理をして出している声だと思っている人もいますが、それは間違いです。単純にそのような裏声は、出し方が下手なだけなのです。
 そもそも裏声が出せない、という人は、声帯の形、舌の位置、息を出す角度などを変えながら、裏声が出るのどの形をまずは覚えてしまいましょう。基本的には、声帯を伸ばして呼気を少なくし、声門を開けることで、ひっくりかえったような、といわれる裏声は簡単に出せます。そこから、上手いと思わせるような裏声に鍛えていくのが実は大変なのです。

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